ジャニーズ事務所のバレンタインチョコ 食べずに大量廃棄するその真相

女性エッセイストがカニ味噌に混ぜたものは…?

前回は芸能マネージャーが女性タレントに「最近、テレカのコレクションに凝っています」と語らせ、ファンから送られたプレゼントをこっそり売る話を書いた。このようにファンというのはいろんな物を送ってくれる。

最近はあまり話題にならないが、かつてはバレンタインデーになると男性アイドルのために大量のチョコが日本列島を行き交うというニュースが流れた。

ご存知のように日本では製菓会社の陰謀で、バレンタインデーに女子が男子にチョコを送る習慣が常態化している。当然、女性ファンがお目当ての男性アイドルなどにチョコを送ってくる。

30年前までは男性アイドルが雑誌などの取材を受けると、「バレンタインデー、よろしくお願いします」とチョコを催促することがあった。この言葉の影響は大きい。

男性アイドルとしてはほんの挨拶のつもりだが、熱烈な女性ファンたちは小遣いを貯めてそれなりの金額のチョコを送ってくる。全国規模だから、人気アイドルだとトラック数台分になる。以前はその量の多いことがニュースになったものだ。

ところがいつからか、男性アイドルがバレンタインデーについて言及しなくなった。また、メディアも届いたチョコについて報じなくなった。なぜか?

理由は処分に困るからである。

もう20年ほど前のこと、ジャニーズ事務所に関係している人物に聞いたら、
「チョコは廃棄処分にしています」
とのことだった。

「食べ物を粗末にするな」とお叱りを受けるかもしれないが、全国の何万、何十万人からチョコが送られてくるのだ。もし危険物や不純物が入っていたら大事件になってしまう。だから男性アイドルは会報などで感謝の言葉を述べるが、手をつけることはできない。捨てるしかないのだ。

例の関係者はこう話してくれた。
「今から40年前はまだ世の中が平穏だったから、タレントが食べきれない分を子供の養護施設などに寄贈する芸能事務所もあった。だけど変なものが入ったチョコを子供が食べて具合が悪くなったら、重大な責任問題になる。だから施設への寄贈も中止になった。今はどの事務所も廃棄業者に引き取ってもらってるはずだよ。もちろん有料でね」

そんな悪いことをする女子がいるのかと疑問を持たれるかもしれないが、実際にそうした女性が存在するのだ。

筆者の知人にQさんという女性エッセイストがいる。電子書籍を含めて50冊前後の著書を出している人物だ。

Qさんは若いころ恋人にフラれた。怒りが収まらなかった彼女は、その元恋人にお中元かお歳暮としてカニ味噌を送った。その中に不純物を仕込んでいた。

筆者はQさんとは知り合いだが、以下は直接聞いた話ではない。Qさんから打ち明け話を聞いた人物がこう話してくれた。
「Qさんはプライドが高くて、フラれたことがよほど腹に据えかねたらしい。『彼に最後に送ったカニ味噌に私のウンチを混ぜておいたの』と笑ってたよ」

こんなことを書くと「女性差別だ」と言われそうだが、Qさんがそう語っていたというのだから仕方ない。女性の復讐心は恐ろしいものだ。

ちなみにこのQさんは読者から「先生」と呼ばれて慕われている。外面似菩薩内心如夜叉(げめんじぼさつないしんにょやしゃ)と呼んでいいだろうか。

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