「キメセク」なら最悪 「MDMA」逮捕の道端ジェシカ 姉妹を巻き込んだ破滅の危機
インスタグラムより

薬物犯罪に厳しいテレビ界は復帰を許さない

「もったいないなぁ」――芸能関係者だけでなく、一般の人もこう思っているはずだ。合成麻薬のMDMAを所持した疑いで警視庁に逮捕されたモデルの道端ジェシカ(38)のことである。華々しい実績と名声が泡と消えそうだ。

報道によると、都内のホテルに知人と一緒にいるところにMDMAが隠された荷物が送られたため、荷物を受け取った知人とともに所持容疑で捕まったという。容疑は麻薬特例法違反である。一緒にいた知人は外国人の男性という。

このところ芸能界は薬物事犯に厳しい。1970年代は井上陽水や研ナオコ、美川憲一など数多くの芸能人が大麻所持で捕まりながら、芸能界特有の甘い体質によって復帰が許された。

だがこの30年、特に10年ほどは厳格なペナルティを課すようになった。一般のファンがSNSなどで「犯罪者をテレビに出していいのか」と抗議するようになったからだ。テレビ番組の広告スポンサーも企業イメージの低下を怖れて、簡単に出演させない方向に動いている。

09年に覚醒剤所持と使用で逮捕された酒井法子(52)は大学に入って福祉の勉強をすることで禊(みそぎ)としようとしたが、いまだに第一線に復帰できていない。ASKA(65)は13年に覚醒剤で逮捕され、テレビから姿を消した。

19年に麻薬取締法違反で摘発された沢尻エリカは今どうしているのだろうか。消息不明だ。

同じ19年に捕まったピエール瀧(55)はミュージシャンとしても役者としても上り調子だったが、すべてを失った。伊勢谷友介(46)は20年に大麻取締法違反でお縄となり、今も芸能活動の場を奪われている。

性行為を伴う使用は完全イメージダウン

性行為をしながらMDMAを服用して相手の女性を死亡させた押尾学(44)に至っては歌舞伎町のホストクラブの顧問で細々と食いつないでいるありさまだ。このほか元プロ野球選手の清原和博(55)は覚せい剤取締法で逮捕された後、野球イベントなどに出演しているが、「犯罪者」のイメージにつきまとわれている。

今回捕まった道端ジェシカが不利な点は、知人男性とホテルにいるところを踏み込まれたことだ。前述した押尾学はMDMAで“キメセク”をしていたことが明らかになっている。16年に覚醒剤と大麻で捕まった高知東生(58)も女性と一緒に横浜のホテルにしけこんでいるところを捕縛された。こちらもキメセク目的だったのだろう。

道端ジェシカがどういう恰好で麻薬と絡んでいたのか詳細は分らないが、同伴の外国人男性と性行為をしながらMDMAを楽しんでいた可能性は否定できない。いくら彼女がアルゼンチン人と日本人のハーフ(ダブル)でも、性行為と薬物のイメージがつけば、日本の男性ファンに見限られるし、彼女に憧れていた女性ファンも幻滅するだろう。気の毒だが、道端ジェシカの清潔感は永遠に失われたと言わざるを得ない。

道端ジェシカは198410月生まれ、福井県出身。ハーフ特有の容姿によってモデルとして活躍し、13年にはハワイ州観光局のビューティー大使に任命された。14年にF1ドライバーのジェンソン・バトンと結婚するも翌年離婚。現在は結婚はしていないが米国人の映画プロデューサーのケン・カオとパートナー関係にあり、17年10月には彼との間に女児をもうけている。

現在は生活の拠点をハワイに移し、海を一望できる高台の家に住んでいるとか。昨年6月にはフジテレビの番組でその様子が紹介された。

居住はハワイだが、日本の芸能界で食っているパラサイト

「他の逮捕者と同様に、彼女もこれまでつちかった物すべてを失うはずです」とは週刊誌の芸能担当記者だ。

「今回の事件を受けて『米国を拠点に活動していた』などと報じられていますが、彼女の収入源の大半は日本のメディアや広告、ファッション業界。いわば日本のパラサイトです。日本人のファンに見放されたら、たちまち金銭的に干上がってしまう。捕まった際に外国人男性と一緒だったそうですが、この男性がパートナーのケン・カオではなく、他の男と浮気していたとなれば、さらにダーティーな泥沼にはまりこんでしまうでしょう。いずれにせよ当分は浮かび上がれません」

ハワイという米国の一部に居住しているため、日本で薬物を多少使ってもお咎めを受けないだろうと甘く考えていた可能性もある。米国風の考え方に染まり、コンプライアンス意識が麻痺していたかもしれない。

道端ジェシカには姉の道端カレン(43)と妹の道端アンジェリカ(37)という姉妹がいる。いわゆる“道端三姉妹”だが、彼女たちもとばっちりを受けそうだ。

「姉と妹も一緒にイメージダウンとなりそうです。というのも日本人は『西洋人は安易に薬物に手を出す』という感覚を抱いている。ジェシカ同様に西洋風の顔立ちと名前を持つカレンとアンジェリカも『同じ穴のムジナ。薬物をやってるよ』と色眼鏡で見られかねません。警戒したクライアントが距離を取り、仕事が減ることも大いに考えられます。カレンとアンジェリカはやましいところがないのなら、一刻も早くマスコミの取材を受けて三姉妹の近況を明かし、身の潔白をアピールするべきです」(前出の記者)

ジェシカの犯罪で姉妹が一蓮托生のピンチ。華麗なる一族の栄光は一瞬にして泥沼に沈みそうだ。

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