自殺説も浮上 松原千明 安住の地ハワイでもダメ男につきまとわれた不運の人生

「不倫は文化」の石田純一騒動から逃れ、8歳下の米国人と結婚

元女優の松原千明(64)が10月8日に、ハワイのマンションで亡くなっていた。マンションの管理人によると、薬の過剰摂取が原因ではないかという。そのせいかネットでは「自殺」の文字が踊っている。

松原の死を報じた女性セブンによると、2016年秋に松原が自殺未遂を起こしたとの情報があるという。さらに2度目の離婚が揉めに揉めたためうつ状態になり、寂しさもあって、この数年は「死にたい」と漏らし、自殺未遂を繰り返していたとの生々しい話も記されている。自殺の可能性は否定できないようだ。

長女のすみれ(32)はショックを受け、現在音信不通と書かれているが、記事のネタ元はすみれではないかとも思われる。

松原は1988年に俳優の石田純一と結婚。90年にすみれを出産したが、96年に石田が女優の長谷川理恵(48)と不倫騒動を起こしたのはご存じのとおり。石田は「不倫は文化」という言葉を発して非難を浴び、松原は97年に日本の喧噪から逃れるため、すみれを連れてハワイに移住。99年に離婚が成立した。

石田という夫を選んだがゆえに男運の悪さを指摘されたが、新天地のハワイも幸福の地ではなかった。松原はポール・バウワーという8歳年下の米国人と恋に落ち、00年に未婚のまま長男を出産。翌01年に結婚式を挙げた。

しかしバウワーはダメ男だった。いつしか仕事を辞め、すみれの養育費として石田から支払われていた月額100万円の養育費を無心するようになった。浮気ぐせもあったという。

松原は離婚協議に入ったが、バウワーがあれこれと条件をつけてきたため協議が長引いた。そのストレスもあって松原はうつ病になり、心療内科を受診。大幅に体重が減ったという。

石田というチャラ男に裏切られ、次に米国人に飛びついたが、またも裏切られた。バウワーとは2年に渡る別居の末にやっと離婚が成立したのだから、石田よりもたちの悪い男に引っかかったことになる。一難去ってまた一難というが、2度目の一難は松原の精神状態をむしばんでしまった。残酷な言い方をすれば、男を見る目がなかったということか。

皺の多い顔を見られるのが怖かった

松原は父は時代劇俳優の原健策、母は元宝塚の乙女松子という芸能一家。松原自身は短大を出たあと信用金庫に勤務していた。もともと普通のOLだから、女性芸能人特有のしたたかさに欠け、ガラス細工のように繊細な神経だったのだろう。だからいち早くハワイに逃げたと考えられる。

女性セブンによると、松原はハワイで当初は150平方㍍の超高級コンドミニアムに住んでいたが、近年は築50年で63平方㍍のマンションで一人暮らしをしていた。また、新型コロナのせいですみれがハワイに入国できず、寂しい思いをしていたという。生活を切り詰めた上に、孤独な日々を送り、気鬱が高じたのではないかと思えるのだ。

昨日、男女問題に詳しい女性ライターと話をしたら、こう言われた。

「松原さんはかなり苦しんで顔の皺が増えたとのこと。日本に帰りたいけど、うつ病のため行動が取れなかったのではないか。また、老いた姿を見られたくないという気持ちもあったはず。それが美人女優ならでは悩みです。帰国した場合、年下の米国人に利用されたことを嘲笑されてしまうという不安もあったでしょう。幾重ものマイナス要因が立ちふさがって、健康状態を悪化させたと思いますよ」

安住の地を求めてハワイに移り住んだが、そこはさらなる修羅場だったということになる。

村田兆治にも自殺説が

思い出すのが1111日に亡くなった元プロ野球選手の村田兆治(享年72)だ。9月23日に暴行容疑で逮捕され、2カ月後、世田谷区の自宅が火事になり、死亡した。村田も10年前から妻と別居を続け、知人によると「最近は寂しそうだった」という。

村田死亡のテレビニュースを見ていたら、近所の住民がこんなことをしゃべっていた。子供が村田にボールにサインしてほしいとねだったところ、ピッチャーは右手が大切だからとの理由で断られたという。近所づき合いを絶っていたのだとしたら、孤独が原因のうつ病が心配される。実際、週刊新潮は「自殺が濃厚」と報じている。

松原64歳、村田72歳。ともに老境の域にあり、自殺の可能性が指摘されている。筆者は老いて味わう孤独の危うさを改めて認識したのだった。

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