NHK船岡久嗣アナ逮捕 ストーカー事件は三角関係が原因という衝撃の深読み

山口智子暴漢襲撃事件の記事が不自然に閲覧急増

このブログ「今夜もとんかつ定食」は内容が拙劣な上に知名度が低いため閲覧数が少ない。恥ずかしながら全国の閲覧者は30人未満だろう。

そんなお寒い状況の中、2日前から急に閲覧回数が増えた。読まれたのは昨年11月8日にアップした「山口智子・唐沢寿明 30年前の暴漢襲撃事件の知られざる真相」という記事。1992年1月に起きた女優・山口智子のマンションに暴漢が侵入した事件への疑問を書いたもので、普段は一日の閲覧回数が1、2回なのに2日連続で50回に達しているのだ。

「はて?」と首をかしげた。3カ月も前の記事の閲覧が急増とは面妖な話。とても不思議なのでブログの師匠である週刊誌のM記者に「何故じゃらホイ?」と尋ねたら、
「NHK札幌放送局の船岡久嗣アナウンサーの事件の影響に間違いないじゃらホイ」
と教えられた。船岡久嗣アナ(47)は早稲田大学政経学部卒。NHKの生え抜きの職員だ。

報道によると、船岡は2月17日の深夜、東京・中野区の20代の知人女性のマンションの部屋に侵入し、その場に居合わせた男性と鉢合わせ。男性と揉み合いになり、マンション3階の共有ベランダから飛び降りた。2日間の入院を経て20日、邸宅侵入容疑で警視庁中野署に逮捕されたという。知人女性は独身と報じられている。

東京地検に入る船岡は頭に絆創膏を張り、車いすに乗っていた。なんともマヌケな姿である。

M記者によると、船岡が女性のマンションに侵入し、そこにいた男性に撃退されたということで、山口智子・唐沢寿明が巻き込まれた暴漢襲撃事件によく似ている。そのため山口の事件を検索する人が増え、筆者のブログも閲覧回数が伸びたのだという。零細ブログの運営者にとっては、金銭的な収益にはならないものの降ってわいた俄か景気である。

船岡は妻も子もある人気アナ。それが女性宅に押しかけたため、ストーカー事件として報じられている。週刊女性PRIMEによると被害女性の職業は「女子アナ」。嘘かまことか、ネット情報では同じNHKの山内泉アナの名前が上がっている。

この事件についてM記者に意見を求めると、
「船岡は被害女性と何らかの関わりがあり、揉み合った男性と三角関係のような状態になったのではないか」
とのことだった。

局内では「不倫関係にあったのではないか」

実際「週刊女性」の記事はこの男性について「本命彼氏」と微妙な表現をしている。

また「デイリー新潮」の記事では担当記者などがこう証言している。
「トラブルの内容は、先輩アナウンサーと後輩アナウンサーという上下関係から生じるパワハラとか、職場環境に原因があるものではないのです。むしろプライベートな領域で起きた、男女関係のトラブルでした」
「女性アナウンサーは、今までに何度も転居を繰り返しています。この事実から、船岡容疑者がストーカー的な行為に及んでいたことも判明しました」

こうしたことからデイリー新潮は「被害者の女性アナウンサーにとっては、先輩に言い寄られ、無下に断るわけにはいかないという時期もあったようだ」と分析している。

これらの証言を信じるなら、船岡と被害女性の関係は上司や先輩の立場を悪用したパワハラではなく、不倫のようなプライベートな男女関係のトラブル。当初は妻子持ちの男と独身女性アナの間柄であり、その後、愛情の環境に何らかの変化が生じたため、女性が逃げるように住居を変えたとみることができるかもしれない。M記者が推察するように、結果的に三角関係になったのだろうか。

もし三角関係であれば、今回の事件は古い男と新しい男の新旧交代と表現できるだろう。新しい恋人が若い場合、47歳のオッサンは必要以上にライバル心を喚起され、向きになって深入りしてしまうものだ。

女性が本命の恋人と楽しいひと時を楽しんでいるところに船岡が押しかけて「帰ってよ」「帰らない」の押し問答になり、部屋の奥から本命恋人が出てきて格闘状態に。本命恋人が強すぎたため船岡は3階から飛び降りて逃げたのかもしれない。あるいは女性から「警察を呼んだ」と言われ、手錠を恐れてジャンプしたのかもしれない。情報の少ない現時点では幾様にも想像してしまうのだ。

ちなみに文春オンラインはNHKアナウンサーのこんな証言を掲載している。
「(NHKの)局内では被害に遭った20代のアナウンサーと不倫関係にあったのではとささやかれていますが、情報は錯綜しており、船岡容疑者が一方的に思いを募らせただけの可能性はあります」

筆者も巻き込まれた妄想男のつきまとい行為

そういえば筆者も似たようなストーカー場面に遭遇したことがある。

三十数年前のこと。大手芸能プロのOプロモーションにいた38歳の男が有名出版社F社に勤務する20代の女性と知り合って交際を始めたが、男がしつこくつきまとうため、女性は彼を避けるようになった。

ある晩、女性から「彼が来て部屋のドアをどんどん叩くので怖い。助けてください」とのSOSを受けたことがある。筆者は2人の共通の知人で、女性とは深い関係ではなかったが彼女のマンションに急行。屋外で2人が話し合うのを2時間に渡って見届けた。

そのときの経験でわかったのは、ストーカーには常識が通じないということだ。彼らは一度女性を好きになると、とことんつきまとう。女性に逃げられたことで孤独感を深め、同時にプライドを傷つけられたため自分を守ろうとして女性に復縁を迫る。

女性が「もうあなたを好きではない」と言っても、「そんなことはない。おまえは俺のことを好きなんだ」と自分に都合の良い解釈をし、「俺は絶対に諦めない」と言い張る。相手の事情や感情などはどうでもいいのだ。こうしたハチャメチャな精神構造はおそらく生まれ持ってのものだろう。

今はストーカー規制法があるが、30年前は施行されていなかったため、ストーカーどもはやり放題だった。

その38歳男は女性のマンションに押しかけ、彼女の通報で駆けつけた警察官から職務質問を受けた際に、
「私は何も悪いことはしてません。ただ、この部屋の中にいる恋人に会いたいだけです」
と堂々と言い切り、勤務先の名刺も提示したという。すでに男女関係にあり、それなりに満足させたという事実が男にとっての強味だったことが日ごろの彼の口ぶりから推測できた。

船岡と被害女性の間に何があったのかは分からない。ストーカー男は強味を握っていたのか、それとも妄想を抱いたのか……。

いずれにしろ、ビルの3階から転落した人気アナは人生にも大転落した。世の女性たちが恐怖するストーカー事件だけに、もはや浮かぶ瀬はないだろう。明日は我が身と、自分に言い聞かせたい。

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